【要約】
米国は、中国人民解放軍のハッカーが日本の防衛機密ネットワークに侵入している可能性に対し、1年以上前から日本に警告を発していたことが明らかになりました。米国の高官や当局者は、共有の機密情報が危険にさらされる可能性に懸念を抱き、2020年以降、複数回にわたり日本を訪れて警告を行っていました。しかし、日本側は警告にもかかわらず、ネットワークの安全性を確保するための措置を不十分と見なしました。最終的に、2021年11月に日米は共同でサイバーセキュリティの強化に取り組むことで合意しました。現在、日本はサイバーセキュリティの強化を進めており、米国はさらなる対策を求めています。日本政府はこの問題についてコメントを避け、防衛相も秘密情報の漏洩は確認されていないと述べました。
【ニュース】
◆米が中国のハッキングを日本に警告、十分な対策取られる1年前-当局者 (Bloomberg, 2023/08/09 09:52)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-09/RZ3D5JT0G1KW01
【関連まとめ記事】
◆防衛省ハッキング事件 (まとめ)
https://incidents.hatenablog.com/entry/Ministry_of_Defense_Hacking_Incident