【要点】
◎CMEの先物取引はCyrusOne DCの冷却障害で停止。複数チラー故障が原因で、市場に大きな影響。仮設冷却で対応し、11月28日深夜に復旧した。
【要約】
世界最大の取引所運営会社 CME Group は、CyrusOne のデータセンター CHI1(シカゴ地域)で冷却システム障害が発生した影響により、WTI原油や米国債、S&P500など複数の先物市場を一時停止した。11月27日に複数チラーの故障が起き、冷却能力が喪失したためで、技術者が仮設冷却設備も用いて復旧作業を進めた。障害は約20年で最も広範囲と評され、価格更新が止まり市場に大きな不確実性が生じた。CyrusOne は顧客に謝罪し、継続的な情報提供と安全な復旧を約束。障害は11月28日深夜(JST)に復旧した。
【ニュース】
◆CME Group、データセンターの冷却障害で先物取引を一時停止 (データセンターカフェ, 2025/12/01)
https://cafe-dc.com/security/cooling-issue-at-data-center-halts-futures-trading-for-cme-group/